24 Jan 2014

Ensemble!



『興味ある?』

不意に渡された音楽会の招待状
内容と同じくらい
カジュアルなその誘いが嬉しくて
答えはもちろん、

『Oui!』

空きっ腹にシャンパンが効き
少しほろ酔い加減で会場へ。
冷えきった手足にも体温が戻って
ジンジン、ポカポカ。

これはアルコールのせい?
それとも静かに押し寄せる興奮のせい?


5重奏から8重奏へ
オーケストラよりも静かでやさしく
ソロよりも和やかなムード

お互いの信頼性を感じられるような
楽しさと穏やかさに満ちている。

それぞれの名手たちが
ひとつの音楽に向かっているのを
感じずにはいられない。
アンサンブルとはこういうことね。

とっても楽しそう

『あたしも弾けたらなぁ。。』

なんていつも思うこと。

音楽家、アーティスト、スポーツ選手、考古学者、
料理家、エンジニア、法律家に数学者など
何かのプロフェッシャルになりたいと
昔から思ってきた。

そしてこの道を選んだけれど、
その道は思った以上に困難で。

けれど今夜のこんな演奏を聴いていると
あるいは、
ある地点に達したプロ達に出会うとまた思う。

『あぁ、がんばろうっ!』

そこでしか聴けないがきっとあるから。
まだ聴いたことのない
自分の中の音楽を聴いてみたい。


そうして、
心地よい調べに酔いしれながら
ゆっくりと会場を後にする。

やっぱり外はこんなにも寒い。
だけど心が温かいのは
音楽がに変わって少しの間、
冷えきった心身を温めてくれたからかな。

『お腹減ったね、何か食べよっか。』

良い気分になると自然とお腹も空くんだな
まだ消えないメロディーを口ずさみながら
夜9時過ぎ、
駅の改札口で次の行き先を考える。

条件は?

うん、ふたりピタリと一致した!

『この胸のときめきが消えてしまわない場所。』

Thanks for the lovely invitation!

さて、今日は何を聴きながら寝ようかな。。。

-good night-


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